袴田事件弁護団

1981年11月13日、日本弁護士連合会は袴田事件委員会を設置し、袴田事件再審の支援を開始しました。それまでの弁護団は、日弁連の支援を受けて、陣容新たに再出発したのです。といっても、弁護団を構成する弁護士一人ひとりは自弁で活動費用を賄わなければなりません。交通費から裁判などの記録を謄写するのもすべて自腹。各自の正義を希求する志と情熱が、「再審無罪」というゴールに向かっての弁護団活動を支えているのです。
現在、弁護団長は西嶋勝彦弁護士、事務局長を小川秀世弁護士が務め、総勢20名以上の弁護士で構成されています。

袴田事件弁護団の特長は、支援者との緊密な協力です。支援者にも弁護団会議に出席を求め、資料も共有しています。味噌漬け実験や録音テープを聞いて文字に起こす作業などで、支援者から強力なサポートを受けているのです。第2次再審の新証拠も支援者が協力して作ってくれたほど。そんな弁護団は他にありません。
弁護活動への一般市民の積極的な参加は大歓迎です。支援者の協力が弁護活動の強力な武器となってこそ、再審開始決定にこぎつけられたし、再審無罪が勝ち取れるのです。

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